クレペリンのころはこんな感じだ。神経症性うつ病の中に無意識の病理なんかも入ります。
そのうち、躁うつ病の中で、うつ病を独立させたほうが妥当だとの意見が強くなった。
しばらくこれで同意があったが、DSM-5ではさらに躁うつ病を消去して、うつ病と双極性を独立させた。
大うつ病という名称はうつ病に変更。反応性・心因性・神経症性うつ病は Depressive disorders に吸収された。診断項目で、抑うつまたは興味・喜びの消失のいずれか一つは必要と書かれているが、抑うつで反応性・心因性・神経症性うつ病をもカバーし、喜びの消失で内因性・メランコリータイプうつ病をカバーしている。