下書き うつ病勉強会#125 神経症性疼痛について、概念と診断と薬物療法 日本ペインクリニック学会 うつABの治療

神経症性疼痛について、概念と診断と薬物療法。神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版 日本ペインクリニック学会

神経症性疼痛はペインクリニックだけではなく、心療内科でも治療する。

発端となった身体病がたくさん挙げられている。しかしそれと同時に神経症的疼痛が重畳することがあり、その部分は精神療法や薬剤で対処する。

こうした、きっかけとなった身体的原因と、それに引き続き見られる神経症性病態について分けて考えているのは、私の考える、脳神経細胞・回路の『火事』(その中に、双極性障害、シゾフレニー、てんかん発作、うつ病A(具体的には熱中発作と強迫性発作))、脳血管障害、外傷、物質摂取がある)とその『焼け跡の修復』であるうつ病Bを考えるのと同じである。

うつ病A(順行性)に対しては、薬物療法がよい。睡眠は特殊な悪循環を形成しているので、SSRI,SNRIに加えて、熟眠感のでる快眠の薬を使うほうがよい。

うつ病Bについては、薬は必須ではない。精神療法だけでも十分である。

性格障害が関与しているのはうつ病Bで、逆方向の病理であるが、薬を使うと二次的な不具合がいろいろ起こるので、控えたほうがよい。自己愛性性格障害や境界性性格障害がまずあげられる。

うつ病の症状を呈していても、それはうつ病Aなのかうつ病Bなのか途中まで簡単には分からない。途中からうつ病Bになることがある。最初からうつ病Bが混入していることも多い。

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身体症と精神症の関係について、神経症的疼痛の考え方が役立つ。

ペインクリニックでは、身体病の次に神経症性疼痛。身体症状。

精神科・心療内科では、精神病の次に神経症性精神症状(うつ病Aが最初に始まり、次第に神経症成分が見えてきて、残る)。症状としては精神症状(うつ病A+B)。原因としては神経症性(心因性とも反応性ともいえる)うつ病B。このように考えればすっきりすると思うがどうだろうか。

日本ペインクリニック学会

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